中小企業診断士になって以降、会社員としての業務と中小企業診断士としての業務でバタバタな日々を過ごしており、なかなか投稿ができずにおりました。
今週はそんな活動にも少しだけ余裕がありましたので、久しぶりの投稿をしてみたいと思います。
というわけでこのブログの開始以降、恐らく初めての中小企業診断士ネタです笑
この記事を書いているのが2023年2月5日、先日中小企業診断士2次試験の結果が発表されたばかり。
この記事は、試験対策の内容ですので、どちらかというと結果が残念であった方に向けた内容となります。
最初に言っておくと、私は予備校講師ではありませんので具体的な合格方法について語ることができません。むしろ合格への方法論は予備校での学習やWeb上の情報で事足りると思います。
本日書く内容は、ある程度、合格の実力を身に着けた人が、当日の大きなミスや焦りを防ぐための行動と考えていただければよいと思います。
ちなみに、こちらで書く内容は私のオリジナルではなく、同友館の「企業診断2021年8月号」に掲載された「2次試験のリスクマネジメント」を大いに参考にしております。もしよろしければ以下のリンクもご覧ください。この記事を書いているのは毎年解答速報が鬼のように早いKECの平野先生です。
令和5年度以降の試験合格に向けて、少しでも参考になりましたらうれしいです。
今日のポイントはたったの3つです!
①忘れがちなことを解答欄の隣に書く
中小企業診断士2次試験は制約条件を守り切ることが非常に重要と言われています。全事例を通して設問文には「○○以外の面で」や「○○面の課題」と言った問われ方をします。
これらのことを緊張感の高まった試験会場において守り切ることは、実は簡単なようで結構難しかったりします。
私も、模擬試験や不合格であった2次試験本番においては、この制約条件を守れなかったことによる失点が何度もあったと記憶しています。
そこで苦肉の策として、試験開始直後の設問読解のタイミングで制約条件は、すべて解答欄隣の余白に書き込むことにしました。
こうすることにより、解答を書き始めるころになってもう一度制約条件を目にすることができるようになるため、その時点で忘れかけていた制約条件を再度認識できることになります。
もちろん解答を書き終えたら余白のメモ書きはきれいに消す必要があります。
ちなみに、噂によると消し忘れても合格したという情報もあります。
②ホチキス外しの練習徹底
これに関しては人によると思いますが、問題用紙を切り離すために、あらかじめ取り付けられたホチキスの針を外してから試験に取り組む人も多いのではないでしょうか?
私は、模擬試験において、試験開始直後に手の震えを抑えることができず、ホチキスを外すのに数分かかるという失態を犯したことがあります。そのため、普段からこのホチキス外しの練習を徹底しました。
色々と検証を重ねた結果、最終的に私が行きついたのはボールペンの先を活用して、ホチキスの針の角度を変えたうえで、針をきれいに取り外すというものでした。
自身の爪の活用、定規の活用などそれぞれに合った方法があるかと思いますので色々試していただけると良いかと思います。
ちなみに試験当日ホチキスの後ろの部分を使って針を外すことは禁止のようですので注意が必要です。
※一応2019年の試験当日、試験管にも質問しましたが、「ホチキスは試験中使えません」とはっきり言われました。
ただ、このホチキス外しに関しては、唯一無二の早い方法を探すというよりは、試験開始直後に自分が最も焦らない方法を定着させておくということが重要かと思います。
③時計の針は毎回0時00分スタート
何人かにヒアリングしてみたところ意外と実践していないのがこの時計の針ルールでした。
方法論はいたって簡単、時計の針を0時00分で止めておき、試験開始の合図と同時に時計を動かすだけです。
これを実践することによるメリットは、「余計な時間を浪費することなく、毎時間同じ経過時間に、同じ動作を行うことが可能となる」ということです。
中小企業診断士2次試験のタイムスケジュールは以下のようになっています。
- 事例Ⅰ 9:40-11:00
- 事例Ⅱ 11:40-13:00
- 事例Ⅲ 14:00-15:20
- 事例Ⅳ 16:00-17:20
何も考えずに正当な時間の開始時刻で試験に臨んだ場合、「今は10:00、この時間は事例Ⅰだから9:40開始、ということは今20分が経過している」というように、恐らくたった数秒ではありますが、それぞれの開始時間に合わせてちょっとした経過時間の計算が必要になってきます。
それに対し、毎回の開始時間が0時00分になっていれば、「時計の針が0時20分ということは今は20分経過」といった具合に、経過時間を考えるのに余計な時間が一切かかりません。
また多くの人が、設問分析、読解、解答作成、書き込みといったように段階ごとに時間を分けて試験に臨んでいることと思います。毎回0時00分から試験が開始していれば自身が確立しているルーティンが崩れるリスクも減らせることとなります。たまに、終了時刻を5分勘違いしていたなどという失敗談を耳にすることもありますが、そういった凡ミスもこの動作を徹底することで防ぐことができます。
お気づきのとおり、休憩時間になるたびに時計を0時00分に合わせるのはちょっとした手間です。しかし、休憩時間に行うたった1つの手間で試験合格に近づけるのであれば選ばない手はないでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
あまり、真新しいことを書いたつもりはないため、今日書いたことはすでに受験生の皆さまが実践している内容かもしれません。
とはいえ、自分自身も実践していて非常に重要な内容であったと思っております。
もし、試験に臨むにあたり、ミスや焦りを少しでも防ぎたいという方はぜひ実践を検討してみていただければと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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